僕はここだ!

読書記録とか、ポエムとか、メモとか、コードスニペットとか。まとまったのはQiitaにも書きます。(http://qiita.com/RyotaMurohoshi) 掲載内容は個人の見解であり、所属する企業を代表するものではありません。

Unityゲーム プログラミング・バイブル 2nd GenerationのC#の章を執筆しました

株式会社 ボーンデジタルさんから発行・発売される、ゲームエンジンUnityの合同技術商業誌「Unityゲーム プログラミング・バイブル 2nd Generation」の執筆に参加しました。

私は「Update your C# in Unity」と題して、新しくUnityで使えるようになったC#の言語機能を紹介する章を担当しています。

発売日は2021年06月25日(公式サイトより)です。興味がある方はよければご予約お願いします!

Amazonはこちら!

目次などがある公式サイトはこちら!

www.borndigital.co.jp

お前誰よ?

Unityを使って趣味でゲームを作っている@RyotaMurohoshiです。

  • QiitaでUnityやC#の情報発信
  • Unityユーザーグループ「Unity部」の運営のお手伝い
  • Unity部の友人とUnityの技術同人誌「UniBookシリーズ」の執筆
  • Microsoft MVP Developer Technologies 2016~

とかをやってます。

C#の記事だと、こんな記事で好評をいただいたり、

qiita.com

Unityの記事だと、Tilemapの紹介シリーズを書いていたりします。

qiita.com

2020年発行の姉妹本「Unity デザイナーズ・バイブル」と、2018年発行の前作「Unityゲーム プログラミング・バイブル」にて、Unityの2D Mapエディター「Tilemap」の章を執筆しました。

前作から内容も大幅に一新された、新作「Unityゲーム プログラミング・バイブル 2nd Generation」では、新たにC#の章を担当しました。

書いた内容とか、誰に読んで欲しいとか

「Unityゲーム プログラミング・バイブル 2nd Generation」にて、私が担当した「Update your C# in Unity」では、Unityで新たに使えるようになったC# 8.0までの新しい言語機能を紹介します。

Unityでは古いC#しか使えない期間が長くありました。しかし、それはもう過去のことです。 Unity 2019.4 LTSでは「C# 7.3」が、Unity 2020.3 LTSでは「C# 8.0」がサポートされています。長い間、古いC#しか使えなかったことで、「C#にこんな機能があるのか。こんな書き方 ができるのか。知らなかった。」という方も多いと思います。そこで、 Unityで活用できる比較的新しいC#の言語機能を、具体的なコード例とともに紹介しました。


以下、公式サイトより

本書は、ゲーム開発で最も使われている「Unity」の入門や初級レベルを卒業した方向けの書籍です。

本書は、ある程度Unityを使ったことがある方向けの技術書です。 私が担当した「Update your C# in Unity」の想定読者も、UnityとC#をある程度使った経験がある方とさせていただきました。

申し訳ありませんが、初心者の方は想定読者から外させていただいており、

  • C#の基本文法
  • 既存のUnityで長い間使えていたC#の言語機能
  • Unity固有のMonoBehaviourやSerializeFieldなどの基本

についての解説はありません。

Unityで新たに使えるようになったC# 8.0までの新しい言語機能を紹介に、フォーカスさせていただきました。


本章「Update your C# in Unity」では、C#の言語機能の解説に加えて「新たなC#の言語機能をUnityで使う際の、ならではの内容」も紹介させていただきました。

本章、執筆前に公開していた自分のQiita記事で言うと、次のような内容です。

qiita.com qiita.com qiita.com


自分の考える新しいC#の言語機能を学び・使うメリットは、次の通りです。

  • 簡潔なコーディングが可能になり、可読性が向上する
  • 堅牢なコーディングが可能になり、不具合が減る
  • 実行時のパフォーマンスがよくなる

です。

また、「サンプルコードが新しいC#で書かれているからサンプルコードが読めない」ということも起こるかもしれません。是非、本章で新しいC#の言語機能を把握してみてください。


2021年。Unityには、プロのゲーム開発者以外にも、様々なユーザーがいます。 Unityユーザーの中には、新しいC#の言語機能を学ぶのに前向きでない方もいるかもしれません。 たしかに、新しいC#の言語機能を使っても、作っているゲームがめちゃめちゃ面白くなったり、作っているプロダクトがバカ売れするわけではありません。

それでも、新しいC#の言語機能は、あなたがUnityでゲーム・プロダクトを作る上で、頼もしい見方になってくれることを断言します。

他の章を目的に買われても結構です。もしよかったら、私の章にも目を通していただけると嬉しいです。

最後に

C#は毎年毎年進歩しています。まだUnityで使えないC# 8.0の機能、すでにリリース済みのC# 9.0。これから先も、Unity・C#が楽しみです。

また、本章では紙幅・ページ数の都合でカットした、突っ込んだ内容もまた別の機会があればぜひ何かの場でチャレンジしたいです!

感想やレビューをいただけると、めちゃくちゃ嬉しいです。

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