株式会社ボーンデジタルさんから発行・発売された、ゲームエンジンUnityの合同技術商業誌「Unityバイブル R5夏号」の執筆に参加しました。
私は、『.NET 向けIDE「JetBrains Rider」の活用【前編】』と題して、.NET向けIDEであるJetBrains RiderのUnityでの活用について説明しました。
発売日は2023年8月28日です(発売済みです)。目次やサンプルページをご確認の上で、「良さそう!」と思ったら、ボーンデジタル社さんの公式ショップ、お近くの書店、Amazon等各種オンラインショップなどで購入いただけると嬉しいです。
また「買ったよ、読んだよ!」という方は、ぜひAmazonのレビューや、感想ブログ・ポスト(ツイート)いただけるととても嬉しいです。
目次などがある公式サイトはこちら!
お前誰よ?
Unityを使って趣味でゲームを作っている@RyotaMurohoshiです。
- QiitaでUnityやC#の情報発信
- Unityユーザーグループ「Unity部」の運営のお手伝い
- Unity部の友人とUnityの技術同人誌「UniBookシリーズ」の執筆
- Microsoft MVP Developer Technologies 2016~
とかをやってます。
数年前、JetBrains社主催のイベントでRiderについてのセッションで登壇させていただきました。
昨年、Unity部の技術同人誌「UniBookシリーズ」で、JetBrains社製のUnity Editorのプラグイン「RiderFlow」について執筆しました。
Unityバイブルシリーズでは、次の書籍で2DマップエディターであるTilemapのセクションを担当しました。
「Unityゲーム プログラミング・バイブル 2nd Generation」では、C#のセクションも担当しました。
書いた内容
「Unityバイブル R5夏号」で、私が執筆した『.NET 向けIDE「JetBrains Rider」の活用【前編】』では、.NET向けIDEであるJetBrains RiderのUnityでの活用について説明しています。
前半「Riderとは何か?どんな強みがあるか?」ではRiderの概要を説明し、後半「Unity開発におけるRiderの活用」ではRiderの機能の一部を「コードを読み、理解し、修正するための機能」を中心に紹介します。
Riderを使ったことがない方に
「Riderっていいな!使ってみたいな!」
と思ってもらえることを目指した内容になっています。
また、Riderをすでに活用している人に
「Riderをチームメンバーにレクチャーする時、とりあえずこの本のこのセクション読んでとお願いすればいいなー」
と思ってもらえるような内容も目指しました。
JetBrains Japanさんにもこのようなコメントをいただきました。大変光栄です。
JetBrains Rider の活用をクイックに学ぶことが出来る @RyotaMurohoshi さんの必読連載記事があるとご紹介いただきましたので #cedec2023 ブースメンバーで早速購入して拝見ました。
— JetBrains Japan (@jetbrainsjp) 2023年8月24日
Unityバイブル次号も楽しみにしています! https://t.co/f6SLa0sJjA pic.twitter.com/W7bPRFO7zy
興味がある方はぜひ読んでみてください。
ちょこちょこ補足
「Unityバイブル R5夏号」の公式ページには、次のような説明があります。
Unityバイブルが年2回の定期刊として刊行開始!
Unityバイブルシリーズは元々は、数年に一度くらいのペースで刊行され、かなり分量もあり、なかなか良いお値段していた技術書でした。それが今回年2回の定期刊になり、お値段も今までと比べればお求めやすくなりました。
Unityは年に数回のテックリリースと年に一度のLTSリリースが行われ、頻繁に機能追加・変更が行われるソフトウェアです。このように頻繁に機能追加・変更があると、数年前の書籍の内容は残念ながら陳腐化してしまう場合も多くあります。より早く頻繁に小さい粒度で、書籍という形式で情報を発信・受信できる、定期刊は、頻繁にアップデートされるソフトウェアの技術書としてあっているなと感じています。
セクションタイトルに、『.NET 向けIDE「JetBrains Rider」の活用【前編】』とある通り、前編です。次号以降に続きます。定期刊であることを生かし、前後編と分割させていただきました。後編も、ぜひお楽しみにしてください。
白状すると、実は当初は前後編に分ける予定ではなかったです。僕の実力不足で文量が多くなってしまったため、執筆途中で分割させていただきました。ボーンデジタル社の編集の佐藤さん、ご対応ありがとうございます。定期刊を生かしての分割!(ポジティブ)
「書籍の発売予定日が、ちょうどRider2023.2がリリースされそうな日と近い」という点に関しては、悩まされました。
出版スケジュール的にも、私の事情的にも、発売日よりかなり前に書き上げて内容を確定させなくてはいけませんでした。「Rider 2023.2のプレビュー版を元に書籍を書く」という手段も考えられますが、その手段はあまりにリスクが大きく採用しませんでした。そのため、本セクションは最新版の一つ前Rider 2023.1を対象とした内容になっています。
注意点として、現在最新の「Rider 2023.2」ではNew UIがデフォルト設定になっています。本セクションが対象としている「Rider 2023.1」ではNew UIはプレビュー状態で、デフォルトでは無効になっています。最新の「Rider 2023.2」と本書では、実際のUIとスクリーンショットが多少違うので、その点に注意してください。
また本セクションは、中地功貴さん(@nkjzm)にレビューを担当していただきました。中地さんには迷ったときに相談させていただいたり、鋭い指摘をいただき大変助かりました。中地さん、本当にありがとうございます。
さいごに
年2回の定期刊になり、装いも新たになったUnityバイブルシリーズ。
共著者の一人として、感想やレビューがとても欲しいです。「買って良かった」「このセクションがよかった」というポジティブな内容をいただけたらめちゃめちゃ嬉しいです。それだけでなく、「こういう内容が読みたかったのに、ちょっと期待と違った。残念」というネガティブですが具体的なフィードバックも嬉しいです。
感想、お待ちしています!マジで感想ください。ぜひ、何卒。
後編では、コード生成、デバッグ、Unity Editor連携などのRiderの機能について紹介する予定です。お楽しみに!