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『「事業を創る人」の大研究』を読んだ

「事業を創る人」の大研究

田中聡 (著), 中原淳 (著)

「新規事業部を管理する上司」そして「新規事業部に配属された人」のための、心得本であり、社内政治のため注意点ピックアップガイドだった。

この本は、

「この本を読めば新規事業がうまくいく」

という成功者のノウハウ本ではない。

「社内政治的に・社内調整的に、新規事業にはこういう注意点あるから、気をつけてね」

という注意点が、新規事業経験者のサンプリングデータと共に紹介されている本だ。

想定読者は、「新規事業部を管理する上司」そして「新規事業部に配属された人」。どちらかというと前者がメインだと思う。

新規事業。 新規事業は起業とは違う。 すでに売り上げを出している既存の部門がある企業において、新たな事業のことを指す。

すごいプログラマーになれば一人で何でもつくれると思っていた。 なんでも一人で作れるように、プログラミングの腕を磨いた。

でも実際はそうじゃなかった。 非プログラマのリーダーに、そのアイディアを実現するには現実的な工数では実現できないことをうまく説明する必要がある。 デザイナーに、そのデザインだとうまく表現できない場合がたくさんあること説明しないといけない。 プログラミングの腕だけでは、プロダクトは作れない。

プロダクトが作れるだけでも足りない。 一定の結果が残せたとしても。その結果はある程度、褒めてもらえるような結果だったとしても、自分が作りたいプロダクトを作り続けられるわけじゃない。

新規事業をうまくいかせるために、どうやら社内調整力が必要らしい。